About
undulant(アンデュラン)
ブランド名の「undulant」には“波打つ”という意味があります。花びらも、海も、猫も人間も。
しなやかに、したたかに〈波打つ姿〉の心に迫る美しさを金属で表現したジュエリーは、
有機的な揺らぎと同時に、張り詰めた緊張感をまとっています。柔らかさと硬さ、あたたかさと冷たさ、
力強さと脆さ、光と影。相反するイメージが溶け合った奥行きのある表情は、肌や装いの一部のように
しっくりとなじみながら、唯一無二の確かな存在感を放つ。それが、私の目指すジュエリーです。
と、ジュエリー制作に込めた思いを無理矢理に言語化するとこんな感じになってしまうのですが……
実際のところは、自分の作ったジュエリーで誰かがハッピーになってくれたらうれしい!の一言につきます。
キラキラした可愛いいモノを身につければ、なんだかゴキゲン。そうして笑顔になって、
今日も頑張ろうって思えたり。そんな日々の積み重ねが、きっと次の大きなハッピーにつながる。
たったひとつのジュエリーが、ひょっとしたら人生を変えるきっかけになるかもしれない。
そもそも私はアレルギー体質で、ネックレスやブレスレットなど肌の柔らかいところに
触れるジュエリーは苦手でした。一方で、編集者としてジュエリーを主に扱う雑誌に携わっていた
時期もあり、“見る”ことだけはたくさん経験。着けたいのに着けられない、歯がゆい思いをずっとしてきた中で、いつか自分も心地よく着けられるジュエリーを作れたら……とぼんやり考えていました。
5年前に転機があり、彫金教室に通い始めたことで、その思いが再燃。
色々あって、このたびようやく自分のジュエリーブランドをスタートすることになりました。
誰かの毎日にささやかな彩りを添えて、その誰かと少しずつ経験や思い出を共有しながら年月を重ね、
もしかしたら大切な宝物にしてもらって、次の世代にまで受け継いでもらえたら……
そんなジュエリーを目標に、今日もコツコツ作っています。
undulant 太田裕子
《素材》
シルバー925を使用。
シルバーそのものの美しい輝きをいかすため、ロジウムメッキなどのコーテイングはしていません。
《めっきについて》
金めっき(Gold Plating)ジュエリーはすべて、
シルバー925の製品にK18やK24の金めっきを施しています。
めっきの際に下地として使われるニッケルはアレルギーの原因になりやすいため、使用していません。
金めっきの色は次第に薄くなっていきますが、ベースがシルバーなので、ゴールドから少しずつ
シルバーに近づいていくような色の経年変化として楽しんでいただけると思います。
ゴールドカラーを元に戻す再めっき加工も可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。